人狼物語 三日月国

113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】


【人】 埃運び オーウェン

>>@7 フェリックス

「お前の」

より強く、一歩を踏み出して、
気づけばもう真正面に。

「その全部見透かしたような態度、
 気に入らないんだよ。
 詩人だからといって、世界の何もかもがお噺ってか?」

飄々とした調子が癇に障って、
眉間に皺を寄せながら睨みつける。

「危険を厭うなら、
 革命軍なんかにわざわざ身を置くもんかよ。

 俺は気に食わないものを壊す為に色々やってきてんだ、死ぬかもって脅されたくらいじゃあ止まってやるもんか。

 寧ろ、お前が迷惑がるくらいのが心地いいね」

アウズンブラは、配達でもなかなか足を運ばない土地だ。
遍くものを白に還す場所に何を運び、何かを出すなんてそうそうあったものではない。

それでも。地理なら頭に叩き込んでいる。軽い男を一人運び入れるくらい屁でもない。今の配達屋にとってはそれが全てだ。
(8) 2021/12/19(Sun) 2:58:10