【人】 栄枯 プリシラ>>6 シヴァ 「死に至る呪い、かあ……枯萎の極致、生命の終着点。 あたしが事の詳細も知らずに、 おいそれと解呪できなかったのも無理ないわね。 薬を持たせておいて本当に良かった……」 安堵の息。相談を貰ったからには助けになりたいもの。 にしたってそんな呪い、どんな悪意に触れたんだか。 「きっと……自分たちは嫌なことを沢山経てきて。 ずっと沈んで、落ちて──けれど何処かに底はあるもので。 これからは少しでも昇り調子ならいいなって思うの!」 「その為の一歩を踏み出した大魔女の活躍、 シヴァさんは見逃さないでいてくださいね?」 大魔女だから、きっと一人でもハッピーは十分に育める。 それでも、感化された人や、 これまで繋いだ縁が支えてくれるのは嬉しく思うのだ。 また背を向け、顔だけを向けて笑うその中心には、 聖杯の痣が爛々と光っていた。 #パーティ会場 (8) 2024/02/16(Fri) 11:10:36 |