>>1 メサ
「は、早……」
あまりの速さに一瞬後ずさる。それでも尚風圧で髪の毛が後ろになびいたりする。
「本当になんで当たったのかわからないんだけど、再現性があるとは思えないから、次の人に回してほしいね。」
>>6 ナフ
「ふーん、だから動き回ってんのかあ。」
それ逆につまんなさそうだな、なんて思ったが少年は言わない。無礼講のこの舞台でこの力量差では、無闇に藪蛇を突くのはリスクが大きいと少年は理解している。
「行けたねえ……。」
前に転がるボールを眺めながら。そっとバッターボックスから退いた。二度とやりたくない。