人狼物語 三日月国

187 『Ambivalence』


【人】 浅見 律



  嫌われても仕方ない。
  私には価値なんてないんだから。
  仮に友達ができたとしてその子が不幸になる。
  だって、私と話しても
  何も楽しくなんてないはず。
  流行りの歌も、服も、漫画も。
  同い年の子たちが興味を示しそうなもの。
  その全ての話に、私はついていけないから。

  つまり、私に話しかける時間が無駄だ。
  だから、周りが私を気にかけないのも
  私に友達がいないのも、仕方ないこと。


  
(11) alice0327 2022/12/09(Fri) 2:34:20