―― 会合が始まる前 ――
[わたしに声をかけられた処暑さまは、
>>0:401いったん沈黙を差し挟んでから言葉を返します。
……ほんとにお変わりない、ということを、
不躾にもこのやりとりで一番実感してしまうわたしである。
とはいえ、今現在のわたしから見た処暑さまは、“それなりに話せる人”という印象です。
出会ったばかりの頃はそうじゃなかった。
お堅い……とは違いますが、人を寄せ付けないところはあって、
あと手帳に何やらいろいろ書きつけておりまして、
それがかえってわたしの興味を惹いたわけですが]