人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 遊蕩 ディルク

>>10 エミール

正直すぎるのは玉に瑕だが、正直者は好ましい。
寧ろそう見えているなら結構結構。
評価もイメージも何ら間違いではない。
今回はたまたま、こうであっただけだ。

「……おー、指摘しちゃう?いいけどね」
「笑顔って心からじゃなくても出来るもんだよ。
 そりゃ楽しい時はちゃんと笑ってるけど」

よく見てるんだなという印象。
しかしここで長話もなんだから、それじゃあ向かおう高台へ。

向かう途中は適当な話を続けただろう。
例えば、今日は何を食べたか。例えば、昨日は何を食べたか。
そもそも食欲あった?よく寝れた?行き道で何か買ってく?

その程度の、適当な話。


高台周囲は街とは異なり静かで、
逃避成功だねと男は笑って街を見下ろしていた。
(11) sinorit 2024/02/10(Sat) 6:04:56