【人】 社会勉強 早乙女 珠梨 — 流さんと — [人混み賑わうお祭りには毎年足を運んでて 立ち込める熱気の中で見上げる花火が多かった。 今日の夜風がずいぶん涼しく感じられるのは ここが小高い場所だからか、海辺だからか、 あるいはわたしの身体が熱を持っていたからか。 彼の語り始めた言葉に耳を傾けて>>282>>283 静かに相槌を打ち、聞いていた。 そこにあったのは流さんの声と 次第に大きくなる心臓の音だった。 中学や高校の頃は突然告白を受けることもあったし 可愛いとか好きとか放っておけないとか サークルに入った頃は先輩達によく言われたりもした。] (11) 2022/08/03(Wed) 12:47:37 |