人狼物語 三日月国

159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】


【人】 元弓道 マユミ

【???】>>9 ウラミチ

「…………裏道」
「鹿乃、いましたよ」

それは酷く、酷く冷えた声。

少女は目が良かった。そうでなくとも、彼女は短パンからすらりとした脚を出していたから。
扉を開けた時点で、その体の異変を見てしまっていた。

ろくに確認もせず、頭が「ああ、多分駄目かもしれない」と水をかけられたように冷えていくのは、これはきっと……諦めだ。
期待して、裏切られたら、心が辛くなるから。

少女はそうやってすぐ、諦める。
身を守るために、心と頭の操縦桿をすぐに手放す。


「……拙は、拙だけで鹿乃の様子を確認するのを勧めますが」

だって、素直じゃないけど優しくて、心が柔らかな貴方はきっと酷く傷ついてしまいそうだから。


「……貴方の目で、鹿乃を確認したいですか?」

心配しているのなら、きっと自分の目で確認しなければ気が済まないだろうとも判断して。
扉の前にあった体を、僅かにずらしながらそう問うた。だからきっと、少しでも教室の中を見てしまったのなら。

"机に突っ伏した二人の姿"が青年の視界に飛び込んでくるかもしれない。
(13) もちぱい 2022/07/11(Mon) 7:32:20