人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 薄荷 アンジュ

>>11>>12 シヴァ
「あはは、おめでとうございます。良き縁と機会をお互い賜れましたね。
 シヴァ殿……に限りませんが、冒険者とは再会できることそのものが珍しいですから」

 もともと表情が出にくいので表面的には物静かだ。囃し立ててくれる彼のテンションが羨ましくもあり、助かっている面もある。
 店構えは遠目から見れば茶葉を売る店とも間違えられそうなくらいには彩りもないからだ。

「なるほどなるほど。よくお似合いですよ。とても格好良いです」

うんうん、とあなたの衣装の着こなし具合にうんうんと頷いてから。

「ヨスおじさんのお店ですか。こういうお祭りの時はよくくじ引き形式で販売しているんですよ。
 レートが高めでお財布を持っている大人向けですけど、子供にねだられてやる方もいるので繁盛しているようで」

祭りの雰囲気や熱にあてられて紐が緩むというのはどこでもある話だけど、最大限利用できる商売がうまい人という印象だった。


#メインストリート
(14) eiya 2024/02/01(Thu) 18:41:08