【人】 「狂」の神 アネーシャ>>10>>11>>12>>13 ■ナハト返信 「今は笑っていないでしょう〜? 笑うって大事よ、笑えば大抵のことは解決するもの〜♪」 思い切り頬を横に引っ張ってみようかしらと考えて、思い留まる。 何となくそれは、己の領分ではない気がした。 ……なりたいね。ぜひともに 「――……あら、 悦 い顔♡」口端を上げるナハトの顔は、――確かに、 笑 っていて、それは今も昨日も今日も明日もこの先も永遠にアネーシャの 愛 する――欲を、孕んでいるように見えた。人が欲を出すときは、それが表情に出ると言うけれど、神の場合はどうなのだろう。 姿かたちは似ているけれど、決して同じではない存在。交わらない存在。混ざらない存在。 「まぁペノルくん、頼りないものね〜。気持ちはわかるわ〜。 わたくし、サティカルちゃんじゃなければ誰だっていいって思っていたけれど、 ペノルくんだっていいって思っていたけれど、 そうねぇ、それじゃあわたくしは――…… (14) kikimi 2019/10/07(Mon) 10:34:17 |