人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 小満末候 麦秋至

[わたしは子供だった。身体も心も。
わたしが生まれるずっと前から立派な灯守りを勤めあげ、
それでいて、灯守りという立場に縛られているように見えた、
(これは世代交代のいきさつを聞いたことがあるゆえの思いだ)
あの方の心に、凪ではなく風を起こせたら……。
直接的な動機じゃないにしろ、出奔する際にそんなことを思ったくらいには。

でも、再会した小雪さまはそんな風には見えなくて。
目論み通りにはいかなかったのか。
あるいは、飲み込んだ思いはあって、それでも灯守りとして、大人として、立っているのか。
それすらも分からなくて。
要するに自分のことで精一杯だったってわけ]
(15) Akatsuki-sm 2022/01/19(Wed) 0:51:57