| [ 影よりひょこりと顔を覗かせ 大雪域の白雪を踏みしめた一匹の雪うさぎ。 一人で行けるもん と。 冬至から飛び出した家出うさぎ――かはわからねど。 未だ小さなゆきうさぎは 見覚えのある屋敷を前にふんすと鼻を鳴らす >>0:31 それはゴールを目前にした 一種の高揚 ] きた……きたんだ。ひとりで。 これでおつるに おいつける……! [ ぐ、と四本の足で白雪を力強く掴めば ] ぼくはともだちと あそぶんだ―――っ! [ ぴょーん!と影から飛び出して行った ] (16) 2022/01/19(Wed) 0:58:53 |