【人】 2年生 松本志信[──慟哭。 屋上で赤い血だまりの渦に津崎くんを見つけた時と同じくらい いや、もしかしたらそれ以上。 滅多に出さない大声がどこまで届くかなんて知らない。 どうでもいい、なんでもいい。 殺さなきゃいけない。 この中で消えていいのは俺自身だけ。 他の誰でもだめだ。 喚き散らしながら目の前の絵画をズタボロになるまで引き裂いた。 引き裂いても引き裂いても、何をしてもどうしてか元に戻る。 悪魔に決められた運命の呪い。 だったら] (16) 2022/09/12(Mon) 0:55:12 |