人狼物語 三日月国

139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】


【人】 物書き ラサルハグ

>>1:95 ミン

「来年」

思ってもみなかった、という考えがありありと表出した声が出てしまった。鸚鵡返しになぞって、少し首を傾ぐ。

「……確かに、…実際にそうしている人々も多いようだ。
 成る程、そういうものか……。
 …正直な所、華やかさに少々…面食らっていて。
 当たり前の筈の事が…解らなくなっているかもしれない。
 …そうか。 ……そうか」

初めて知った事みたいに呟く。
彼女の声も、微笑みも、この祭りに相応しく。
街を彩る花をなんとなく見回してから、視線を戻して。差し出された飴玉を受け取った。

「私も、妖精を自称する事になるとは……大の男が。
 ありがとう。 ……返せる物が無いな。
 何かひとつ、奢ろうかな。貴公も楽しみに来たのだろう?
 学生の身は…忙しいだろうに」

軽口めいて、すぐ傍の店を指す。
(17) zipkun 2022/03/22(Tue) 22:39:43