人狼物語 三日月国

237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ


【人】 瀬戸 海瑠

[ともあれ、
彼が意識を取り戻したと連絡が入れば、
また学校を休んで逢いに行きたかったけれど、学業もバイトも、手に着かずに遅れた分を取り戻さなければいけなかった。

生きてる。
逢える。

その事実が支えとなって、
彼がきちんと回復するまで、
自分も自分の生活を大事にする様に努めた。

彼の意識が戻ってから最初の電話口では、
ボロボロ泣いてしまって、
何て言ってるかわからなかったかもしれない。
でもだって……誰だってそうなるだろう。

それからスマホでやり取りはしていただろうけど、
逢えるのは本当に久し振りだから。
だから、
今までで一番のおしゃれをして彼のもとに向かったんだ。*]
(17) 2023/12/18(Mon) 20:38:39