【人】 京職 一葉「だ、から!態とじゃない!百継様だと思っただけで────」 何も見てない、そもそも徽子は湯に浸かっていたではないかと告げるも、怒ったおなごというのは怖いもの。 怒れる大妖怪ともなれば、更に怖い。輪を掛けて怖い。本当に怖い。 あいにくとこの一葉、おなごの下着が男のものと大差無いということを、人間界に20年近く生きてきて知る機会は無かった。 自慢では無いが、見た事も触れた事も皆無。 「おなごの下着が、股ぐらが繋がってるものとは思わぬだろうが!?」 声を張り上げて主張すれば、それがまた火に油を注いだようだった。 ────すみませぬ百継様、継置様。 徽子の怒りでこの館、粉砕するかもしれませぬ。** (17) Valkyrie 2021/04/26(Mon) 23:07:56 |