人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 寡黙 エミール

>>14 エミール

「外の世界は暇つぶしになったか?
 行こうと思えば行けただろうが、あんまり楽しさとか必要ないと思ってたからな……」

適当に人と接する代わりに動物と接していたと言えば想像は容易いだろうか。
獣使いなだけあって、動物は好きで癒やされる。
動物は自分たちで生活もできるから、深入りし過ぎないで済む。
少し心配になるのは、魔物よけがなくなった後の老人くらい。

「だから俺は村で動物や年寄の相手しながら、月に数回ルフトまで買い出しに行かされる毎日だった。
 まぁ、ルフトまで来たら知り合いのガキどもに会いに孤児院に寄るのが気晴らしっちゃ気晴らしだったが……」
(18) eve_1224 2024/02/11(Sun) 20:42:52