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人狼物語 三日月国

16 【第三回TRPGミニマム村】ファスト・ミレニアム


【人】 【帝】 ゼノン


「ふぅん?
 天が世界をどうしたかったって……?」

無意味な問いだ。それは既に終わったことなのだから。
けれど庭園の真ん中に立ち、ゼノンはふわりと両手を拡げる。

「壊して。直して。楽しくて。苦しくて。
 神が見ているものが天の理想の世界だよ。
 天は帝として、世界を治めた。その結果はここにある」

その答えを聞いているのかいないのか。
アネーシャは、つまらないと、この世界を否定した。
そして、次の質問をした。
それも、無意味な問いだった。ひとつめの問い以上に。

「天の世は終わり。
 それは次の神が決める事だよ?

 天は何も望まず、ただ、見守っている。
 例えどんな結果になろうともね───」

何処か複雑な表情で、ゼノンは高い高い空を見上げた。**
(18) NPC2 2019/10/04(Fri) 17:50:35