【人】 アマミ[そんな空想の後、頭を掻いているとクラヴィーアの音色が聞こえて。 またいつものようにいらっしゃいと彼女を迎え入れるだろう。 彼女とは正式に夫婦になるのだから彼女には家の鍵を渡そうと思うのだが、こうして迎え入れるというルーティンが心地いいと思う自分もいたのだ。] そこまで気を遣ってくれたのか。ありがとう。 ただ折角だから君の作ってくれたクッキーは 仕事をしていない時に食べるとしよう。 [それは即ち、彼女がここを訪れてくれた時くらい働きたくないという婚約者に対するアマミの本音、甘えなのである。] (18) 2021/04/13(Tue) 17:34:25 |