人狼物語 三日月国

13 【完全身内村】ANDRO_ID


【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

「そうだな、人間はすぐ消えてしまう。
それは否定するつもりはないし、できない。
それでも俺は、人間になりたい」

脅しにNOを突き付ける。ハテマが嫌う人間なら、
こういう時は適当にYesと言えば良いんだろう。
そうやって人間は短い一生を終えるんだろう。

こいつは今までずっと孤独で、
アンドロイドの身体を得て尚、
誰にも理解されないまま独りで、
何のために存在していたいんだろう。
……まあ、俺の考える事じゃねぇな。


「でも、お前は俺の願いを、記憶を消すんだろう?
一度消してしまえば、もう歯止めは効かなくなって、
俺がお前に都合の悪いことを考える度幾度となく記憶を消して、
上書きして、都合のいいものに作り替えていくんだろう。
容易に書き換えの可能な、容易く消せるような不確かなものが、
人間以上の不死の存在だって言うなら笑えるな」
(19) 青磁 2019/08/31(Sat) 21:59:28