【人】 因幡 フウタ[まだ朝も早い時間に露天風呂に誘って、 部屋の風呂とは違う気持ちよさに理恵と二人、寛いだ。>>13 膝の上に抱えた理恵に後ろからいたずらすると、くすぐったそうに笑い、それでも続けていれば顔に湯をかけられる。 ぶう、とうさぎみたいに鳴いて、でも懲りなかった。 くすぐったそうに笑う姿も可愛かったが、耳は性感帯らしいので、反応はこんなもんじゃないだろう。うさぎの耳も同じ様に愛でれば、さっきとは違った色の声が上がる。 うさぎの耳は毛に覆われていても、孔の近くはすべすべしているから舐めやすかった。 湯をかけられないのをいい事に、孔の味と反応を愉しんでいたが、腕を上げた理恵が耳を抑えた。その姿も可愛い…… と、乱入者の気配を察知して亀ならぬスピードで岩陰へ退避する。 都合よくそびえ立つ岩陰は、ぴったりとくっついてようやく二人分の姿を隠す。 理恵のひそひそ声には頷いただけだったが…… もう少し理恵の耳を弄りたかったのに、なかなか出て行かない連中に痺れを切らして、この場で強行した。 一緒に隠れようとしてくれていた理恵が、声を上げる。 見付かるかもしれない戦慄に、微かにどこかが疼く。 理恵に怒られても、瞳を熱っぽく溶かした] 隠れたい……理恵を見せたくはない。が、 見せびらかせたくないと言えば、 嘘にもなるかもしれん…… だって、理恵かわいいもん…… こんなに可愛いって、 見せびらかしたい……… [低く小さな声でぽつぽつ、熱を帯びたままの瞳で答える。 「……いや、やっぱり見せたくない」と首を振って訂正して、きゅうと理恵の身体を抱き締めた。タオル越しの理恵の肌に硬いものを押し付ける感覚に自分でも気付き、] (19) 2021/01/09(Sat) 0:12:17 |