人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 “観測者” 処暑

[ 手帳には、少々歪んだ文字が書かれた付箋。>>2:125>>2:127
 会合中、大雪の彼女の人形が付けていったものだと思われる。

 会合中の彼女は真面目と言える態度ではなかったし、私が人形から彼女に視線を移せば、目が合うのも当然のことだったのだろう。>>2:122
 悪戯っぽい目線を、常の淡白な表情で見つめる。内心では不思議がっていたのだけど、恐らく表面的には変化は薄い。
 彼女の目的は分からないけれど、こうして堂々と人形に“観察”されていると、本当に分からない。
 私を観察して何が面白いのだろうか、と。

 人形の事を手帳に記しながら、また大雪の彼女の方を向くと、何故か……楽しそうにしていた。
 ……何が彼女の琴線に触れたのか、本当に分からない。私は首を傾げていただろう。

 付箋に気付いたのは暫く後で、本人が「遊びに来た」と主張するならば、好きにさせておくつもりであった。態々止める程ではないのだし。
 声が届けられるならば「そうですか」「好きにしてください」と淡々と言っただろうが、今は会合中であった。
 私は付箋を持っていないから手帳の端を切り取って、人形に渡す……ことは出来たか。
 「久しぶりに会えて良かったです」――私は、文字でならばほんの僅か雄弁である。
 それが、嬉しいです、という意味かと言われれば……珍しい事態が興味深い、という感情が一番大きいのだけど。 ]
(20) hoshine_k 2022/01/23(Sun) 2:32:52