【人】 アマミ[苦笑いは彼女の言葉で本当の笑みに変わる。それはまるで和むかのように。] 俺が2人の女を同時に愛せるほど 器用な男に見えるか? 大丈夫、俺にそんな器用さも度量も ないよ。大人気ないからな。 [とツボに入ったかのようにひとしきり笑った後、あの家で各々が辿った道筋を憂うように紅茶のカップへと口をつけて。] あいつも......ロゼも薄汚い上級貴族の 被害者みたいなものだ。 俺も、弟も、あいつも。 そろそろ自由になっていい頃だと思ってね。 [そう彼女には説明する。 ロゼリアと何かよからぬ事が起こるなど万に1つもないだろうと言うことは、伝わって欲しいと願うばかりだが。 それでもクラヴィーアが万が一でも納得できるように言葉を重ねていく。] (20) 2021/04/13(Tue) 17:41:23 |