人狼物語 三日月国

237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ


【人】 北神 翡翠

イチャイチャはしてるけど、ちゃんと夜景も眺める。
ガゼボの屋根に覆われてない夜空には、都心では見えない星たちが瞬いていた。


「あ〜……星もたくさん、綺麗に見えるよ。
 温泉でも露天風呂から見たね

 ……こう寒いと、
 また温泉に入りたくなるなぁ。……寒、さむ…」


温泉に入れない代わりに君から暖を取ってやろう、というわけではないけど、体の向きを変えて君の体を両腕で強く抱き締める。


「……、」


しばらく無言で抱き合っていたら、今日起きた色々な
出来事を思い出した。
ここまで楽しくドライブして来たこと、神社に参拝したこと。
お揃いのトンボ玉を買って、水族館でラッコを見て、
イルカショーで君の誕生日を祝ってもらったこと。
その場で贈ったラッコの抱き枕は、気に入ってくれた様子。
レストランに行って、君の誕生日を祝ってから、
指輪を贈ってプロポーズをした。
その場に居た人たち全員から祝福を貰えた。
君の左手薬指には、ダイヤモンドが輝いている。
(21) vitamin-girl 2024/01/05(Fri) 0:30:27