【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>13 清和 「 どーーーーこいってたのさあ!!!! 」差していた指をそのまま上に上げて、 飄々とした微笑みを浮かべる頬をぐにーっとしようとする。 成人男性の上背はまだちょっと遠くて、避けるのは容易なはず。 「久しぶり以外にモモチに言う事あんじゃないの!!! ばーか、呼子お姉は部活で来れないってさ!」 呼子お姉の分まで文句付けてやろうか、なんて 口では恨み言を言っているようで、その声色はどう聞いても 無邪気にじゃれ付くあの日と同じものだった。 (21) 2021/08/09(Mon) 21:51:20 |