……わかりました。
[デザートまでたらふく食べて上機嫌だった王子が、
真剣な口調で切り出してきたものだから。
>>15ぱっと顔を上げて、頷く。
何の話だろうとバクバク鳴り渡る心臓を抱えながら、
一旦部屋に戻って、それから、王子の部屋をノックした。
すぐに扉が開かれて、
招かれるまま立ち入る。
椅子を勧められたが
>>16、「このままで」と
その傍で背を伸ばして立っていた。
城からの書簡、と聞いて、何故だか自分のお役御免を想像した。
それくらいに、
俺は後ろめたくも感じていたんだろう、試練の間での事を]