── かつて・進路指導のときに ──
[ 進路指導をしてもらったのはまだ記憶にも新しい
>>10 兄と同じ年齢の若い先生は、比較的親身になって、
私の相談にも乗ってくれたはずだ。
だけど、それがピンとこなかったのも実は事実だ。
��一度きりの人生、自分のために選んで、生きなさい��
自分のやりたいことがあるとか、
敷かれたレールが比較的自由な子にとっては、
その言葉も確かに響くのだろう。
だけど、自分のやりたいこともなく
周りの言うことに反対する意思も、動機もない私は、
その言葉に「……はい」と曖昧な頷きを返した。 ]