人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 銀の弾丸 リカルド

>>19 ヴェネリオ

【街中】
「えぇ、そちらは滞りなく。
 小言がお嫌ならもう少し幹部らしくしてください」

酒の匂いに混じった煙の残り香が、何処で何をしていたかを雄弁に物語っている。
幹部の中でも有数の力を持った人物だ。きっと手際良く目標を死体にしてしまったことだろう。
出会った頃はもう少し血の気があった気がするが、それは10年という年月を考えれば当然と言えば当然だ。

差し出された煙草を遠慮なく頂いて、こちらからは自分のジッポライターで火を差し出した。
世話焼きがここでもしっかり板についている。もう慣れだ。

「仕方ないですね……。
 家族の死体は俺も見たくはないですから、それくらいはお供しましょう。
 珈琲と甘味が美味い店を紹介しますよ」

そう言うと、後部座席の扉を開いて貴方に乗車を勧める。
いくらか時間を潰し、眠気と酔いが冷めたところでアジトへとエスコートをするのだろう。
(22) eve_1224 2022/08/09(Tue) 9:02:40