【人】 演者 シェルタン>>20 サルガス それは朝食の時間の終わり際。 曲も終盤に差し掛かった頃に入ってきた貴方を、 迎えるように、暖かい音色が包む。 「……──サルガス、おはよう。 ちゃんと眠れたか?」 シェルタンは、いつも通りそこにいる。 それは貴方にとって、眩しすぎることなのかもしれない。 「オレはもう大丈夫。“もう一回ああなっても”。 ……それを伝えるために帰ってきたからさ」 それでも彼はそこに立つ。 何かを変えられると信じて、 平気で『ない』者の話をして、白い目で見られようとも、 それを跳ねっ返すような活力でもって、笑う。 (22) backador 2021/05/31(Mon) 10:53:45 |