人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【人】 因幡 理恵

[暗くなってきた温泉郷を、手を繋いで歩く>>17。日中は日差しが暖かかったが、日が落ちると息が白くなった。その分、手の温かさがありがたい。

 遊び疲れたと思っていたが遊技場にテンション上がった。
 しかし壊れた機械をいつまでも置いてるのはどうかと思う、いくら打っても太鼓が幽霊吐くし。
 フウタは何も言わなかったが、ぶふっと噴き出す音を「なんか言ったかフウタ!?」聞き逃さずに振り返り、「理恵が頑張ってるのに笑うとはどういう了見じゃ」口を押えるフウタにぶうぶうと文句を言う。その間にも点数が下がっていった。
「こんなのはもう習わん」フォローされても見習の称号にぶうぶうと文句を言って、卓球台の方に向かう。

 ハンデをと共に球を送ってやると、一呼吸の後に、フウタがラケットを振りかぶる。
 ヒュ、と風を切る音に、とっさに肩をすくませる。振り返った先では、軽い球が、ぽんぽんと跳ねていた>>18
 大見栄切った割にあっさり負けた(個人の感想です)ため、むぅとぶすくれながら「次はこうはいかんぞ!」何回か挑戦しては同じようなことを繰り返し、他の客たちにひそひそされ始めたころか。「……今日はこの辺で勘弁してやる」むくれたままフウタの腕をぐいぐいと引っ張ってその場を離れた。]
(22) 2020/12/29(Tue) 16:02:01