【人】 国文学教授 クマガイ─火曜日・正午/私立野薔薇大学・校門─ [何を食べようかと浮足立って校門を出たところでかけられた声>>20に振り向けば、見覚えのない顔だった。 自身を先生と呼ぶのであれば大学の生徒であることは間違いだろうが―― はて、どこかで縁のあった生徒だったろうか? と首を傾げつつも、穏やかな笑みを湛えて応対した] うん、どこで食べるかは全然決めていないけど。 ええと、僕が失念していたらごめんね……教えたことがある生徒さんかな……? [自分が忘れていただけなら謝るだろうし、本当に面識がないというのなら、それでも何も気にはせずに目の前の相手を昼食に誘う心づもりではあるようだが] (22) 2021/04/08(Thu) 20:18:58 |