人狼物語 三日月国

141 【誰歓RP】bAroQueチップで遊ぶ村【花見】


【人】 九朗

[果たしてそれは、幼いころに家族や友人と見た狐の舞いだったか。
それとも砂漠の海を幾度も渡り、知識を求めて方々の島を彷徨っていた頃に見た舞手の一人か。>>0:53

どちらの記憶も二十年、或いは三十年も前の話だ。
九朗自身の記憶も曖昧で、きっかけがなければそれ以上の過去が呼び覚まされることはないだろう。

今の九朗の目に映るのは、白い狩り衣の裾が春と桜を従わせてふわりと舞う優美なしぐさ。
凛と鳴る鈴の音に、扇と衣が風を切る音。
足さばきひとつまで芸術の域にまで高められた流麗な舞に、九朗はただ感嘆の息を吐いた。**]
(23) 2022/04/12(Tue) 0:07:07