人狼物語 三日月国

84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】


【人】 忘れ屋 沙華

「朝はなから賑わうじゃねえか、時報鐘要らずだな己等は。」
ユヅルの宿で朝食とくつろいでいた沙華も、喧噪を聞きながら狸寝入りを洒落込むほどにまで倒錯はしていない。
「玄人じみた吟遊詩人まで居たと来やがる。」
ぼそっと学徒を評したのは記録係をとって代られる危機を感じたからか。


>>22
「偏食の気は相変わらずかい、舞子君。」
普段の接点こそ程度は知れないが、この記録係が毎年と島を往来する面白い住人に目を付けていない筈もなし。
その細手は一見慰めるように五十鈴の頬をなでようとさえするのだが。

「今年に限ってやけに精がでるじゃねえか」
「何か訳でもあるのかい。」

ついて出るのは詰めるかのような問いだった。

尤も聞くだけ聞いて、この大事な島人をあやすのに適した人物が他に出るであるなら
その場を譲りもしそうなものだが。
(24) 2021/07/21(Wed) 6:39:07