【人】 教会の冒険者 ジェニー――旅館の夢―― [そういえば、紋を受けルーナの精を受け入れるようになってから 傷の治りも早ければ、強い魔獣との戦いの後、疲労感で倒れることも無くなった。 体が「魔」にどんどんと変じてきているのかもしれない。 ともかくも、青年はルーナの家族だ。 どこから帰ってきても「おかえり」と彼に声をかけ、笑いかけるだろう。] 戦闘の合間に暖かい風呂に入れれば、 強敵との戦いにも精が出そうだな。 食事も干し肉や携行の水じゃなく、もっと暖かいものが出せるかもしれない。 [うんうん、と、青年はルーナの夢を肯定する。 「いつも合意」には胸の前でバツを作って首を横に振ってみせた。 事後でなく事前同意でお願いします。] っはは。体洗うの嫌がる犬みたいにぶーたれやがって。 綺麗にすれば男前なんだから、文句言うな。 [しかし穴には和装という概念はあっただろうか。あったなら着流しでも選んでやったが。 ルーナには小綺麗なシャツや黒いベスト、ズボンを見繕って、現代で言うところのバーテンダーのように仕立てていっただろう。ネクタイはやめておいてやる。……どうせ性行為の最中に悪用するだろうから。*] (24) 2023/01/12(Thu) 23:22:25 |