【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 わあ、ありがとう! やっぱり貴方にお願いして良かった! 」 出来上がったローブは、精緻と呼んで遜色もなく。 すぐさま耳を隠すために頭から被れば 彼は此方の様子を気にもせず、足早に足を進めていた。 数歩遅れて後ろをついていく。 「 ―――― 御馳走するのは勿論良いんだけど 私も高位魔術師なんだから、 ご飯代も宿代もひっくるめて多めに払えるよ? 」 人と話すのは好きだから、全然良いのだけれど。 魔族でもそんなに食べないだろうというほどの量を頼み 挙句酔っ払って大騒ぎした彼の後始末をするとしても。 (24) 2021/12/07(Tue) 9:45:52 |