人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 客 葉月

-そして今-

[人が変わるきっかけなんて、案外そう劇的なものでもないのかもしれない。

俺はいつの間にか、心の中で「男だから」と言うのをやめていた。>>0:208
だって、俺は俺だ。
わざわざ他の何かに依って立つ必要なんかない。そう思えるようになった。

──その代わり、女の子とのLINEが続かなくなった。
前はするする出てきたはずの甘い言葉や見栄や駆け引きが、不思議と出てこなくなったのだ。

そうなるとそれはもうあっさりと、関係性ごとぶちぶち切れていった。
きっと彼女たちにとっても、俺は特別な存在じゃなかったんだろう。

けれど不思議と、あまり落ち込んでいない。

そして今日も俺は、あの店のドアを開ける**]
(25) memeri 2023/03/05(Sun) 5:03:22