人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 翠眼 ヴェルデ

>>21 ビアンカ【街中】

しゃんと伸びた背筋。ヒールの分、あなたの方が少し高い背丈。
毅然とした姿は、或いは、そう見せているだけなのかもしれないけれど。
生業を同じくしても、あのヒトはいつも、泣くか怒るかだった。
少年の狭い世界の中で、近いようで対極にあるもの。

陽射しが眩しくて、ふと瞳を細めた。

「ん、わかった」

紙幣を受け取り、通りへ視線を泳がせる。
目当ての屋台を見つければ、人波を縫ってお使いへ。
揚げ物はちょっと、と言われたから、「脂の少ないのってどれ」と店主へ問う。
結果、ヒレやモモが選ばれ、あとはよくわからないから、鶏やら羊やら牛やら適当に購入した。
今言われたばかりなので、もちろん、自分の分は自分できっちり。
そうしてあなたの元へ戻り、釣り銭を返すだろう。
(25) 2022/08/15(Mon) 20:21:53