人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

[テーブル席の二人組は、『うさぎ』の扉を初めて潜ったお客様とのこと。そのことにゲイザーらしく嬉し気にはしゃいでみせながら、オーダーを承り――。

 やがてキッチンから速崎がサーブしてきたのは、牛ロースのステーキ。
 このお客様方には、茹でたヤングコーンとそら豆、それに春レタスを千切ってベビーリーフと合わせたものを付け合わせに(野菜のオススメを網羅してくれた!)、オニオンソース掛けでご提供。]


 ところでお名前、聞いちゃってもいいですか?
 ―――…リリィさんに、アンジュ、さん、ですか。
 じゃあ、リリやんにアンジーって呼んじゃいますね!


[なんて、ゆるふわの服装をしたお二人様に気さくに笑い掛ける。
 片方のお客様には何故かぱちぱちと瞬かれていた気もしたけれど、この時のゲイザーはあまり気にしていなかった。
 ゆったりとお食事やお喋りを楽しんだ後は、二人して、さっと店を後にするのだろう。]
(26) 2023/03/13(Mon) 19:40:04