[ママと話をしてから部屋に戻ったら、
イルシオンも服装を整えて座ってた。
髪もすっかり乾いてる。
>>21 さっきはそんな余裕なかったけど、
今度髪とか洗ってあげたいな、って
緩く癖のある髪を眺めながら想う。
ドライヤーで乾かすのも、気持ちよさそう。
滑らかな指通りを、もう指が覚えてる。]
そぉ、今日がイルシオンのお誕生日。
人間界にようこそ?
[首を傾げてみせる彼に、歓迎会もだね、って笑い返す。
きっと人間より長い生に、お誕生日祝いの機会は
なさそうだなって思う。
もしかしてこれも、イルシオンの初めてかな。]