人狼物語 三日月国

114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】


【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
 温かい飲み物でも用意しようとした女を止めたのは、
 後ろ手に扉を閉めた後の彼本人だ。>>24
 数秒の逡巡が頭を駆けて、それから頷きを返す。

 ―― いつもなら纏っているローブが無い状態で、
 背中や首筋を無防備に晒すのは、少しだけ落ち着かない。
 被捕食者側としての種族本能が訴えかけるのを
 魔術師の理性で抑え込む。


  「 …… きれい、 」


 彼の手で首に掛けられたネックレスを見詰め、
 流れるような説明を耳に入れれば
 昨日の出来事を思い出し、「噫」と苦く笑う。
 
(29) 2021/12/10(Fri) 16:23:35