【人】 痛覚鈍麻 ラサルハグ>>28 サダル 「……いや…私はもう、…隠す理由が無い、から…」 ふ、と息を吐いて一度言葉を切る。 「であれば、こちらの方が話しやすいですね」 一転、淡々とした語り。 『スロウス』としてのそれは、ひたすらに抑揚に欠けていて 何処か言葉を選ぶような、『ラサルハグ』のものとは違う。 『ラサルハグ』とて、既に自らの行いの殆ど全てを 白日の下に晒している。 そして、その報いを受ける覚悟だって、していた。 だから、誰に聞かれようと、不都合など無い。 (29) 2021/07/11(Sun) 2:05:26 |