>>27 サルガス
目を合わせられても逸らしたまま。少しだけ目を合わせてはまた逃げるように逸し。
「音は少、少しし、気になる。でも違うだだ大丈夫。」
音に気づいたけど音を気にしたわけではない。そこにあるはずの「生きた」左腕がないのには驚いたが。
「機械とと、生き物、一緒に動いてるの、すごいねね……その機械、ずっと一緒、ななんだよね、機械、ぼくはすこし、うまく動かせないから、声わからなくて」
所謂やや機械音痴の類。サイボーグの操作に機械センスが必要かはともかく、逸らしたままの視線が憧憬の眼差しに変わる。