【人】 コピーキャット ペネロペ「お待たせしました!こちら二種のブルスケッタですっ」 バーカウンターの一角にカッティングボードが添えられる。 その上に並ぶのは彩り豊かな軽食の定番。 供する店員はバーの雰囲気に相応しく、控えめに笑顔を綻ばせる。 「S'accomodi. リンゴジュースのご注文はマスターまでどうぞっ」 少し茶目っ気を出して、冗談も添えて。 ここではきな臭い噂も縁遠いもののように。 それでも街中に漂い始めた不穏な空気は拭い切れない。 「…あっ!もうこんな時間。マスター、お先に失礼します」 (31) unforg00 2023/09/02(Sat) 19:56:49 |