【人】 御相談役 徽子>>26 ドラマシーンA:継置との感情取得 [百継様の御養子。ただし、年齢は上。 何も知らぬ輩でもすぐ理解する程度には複雑な環境を映してか、継置様は実直で思慮深い方であるとお見受けしております。 何より、随分広い屋根とは言え、一つ屋根の下で過ごしておりますもので・・・それと意図せずとも自然と言葉を交わす機会があるものでした] 継置様、お帰りなさいませ。 [履き物を脱いでいらっしゃる所に偶然行き合ったものですから。 立ち止まり、微笑んでそう申し上げます。 雅とは縁遠い等自負され、貴族のたしなみである和歌も苦手としていらっしゃる様ですが、うつくしのような下位の者に対しても当然のように応えをする、その振る舞いは好ましいと言われるものではないでしょうか] ────・・・? [ふと、身動ぎの合間、あまり継置様らしからぬ香が鼻先を擽ります。 つい最近も嗅いだこの匂いは、寺のもののようです。 九年前の百鬼夜行で、継置様が御父上と妹御を亡くされたのは有名な話。 墓参りにでも行かれていたのでしょうかと、思案げに瞬き] (31) rein-joir 2021/04/21(Wed) 9:31:47 |