人狼物語 三日月国

206 【身内RP】愛の形、恋の色


【人】 杓谷 薫

 
「甘えたかったり、弱音を吐きたかったり。
 もしそうなら、お話し伺いますよ。」
 
 
そして会話の中から、これくらいならとつい口にした。
仕事のこと。恋のこと。人生のこと。
カウンター越しにお客様から語られる言葉を、店員として受け止める為に。
バーテンダーはそんな事も仕事なのだ。
癒されたい誰かにお酒を提供しながら、吐き出される悲しみや寂しさをそっと受け止める。
でも。
もし、機会があるのなら。
 
 
「…もし良ければ、お店の外ででも。
 辺見さん、とても素敵な方ですから。」
 
 
こんな事を言うのは、女性が恋愛対象だと言った後では悪手だろうか。
でも、冗談で済ませられるよう。
ウインクしながら、グラスを傾けた。*
 
(31) 2023/04/11(Tue) 18:06:18