【人】 一年生 篠田 小牧 ― ようこそ茶道部体験 ― [>>30お誘いした体験にきてもらったいつかの日。 蓮見先輩は一緒だったかしら? どっちにしても私の彼氏というのは隠してなかったからあの人がー、へー、って女子だらけの部の視線が向かっていたことにはなっていたのよ。 ちょっと、 ちょーーっと。 それになんでだか腹がたってあまり見過ぎないよう注意はしたけれど。淹れてみたいと言われたならば先輩の許可は出るのよ。 楽し気にやってるのなら、私は苦笑いして見守るのよ。 そうしてから。ヘリを踏まないよう注意して貰いつつ席について貰って、懐紙を渡したりお茶菓子(どら焼きよ)を順番に渡して貰って食べて貰って。そうしてる間に誘った時から密かに粉っぽさをなくすよう頑張っていたお茶をたてて。 「どうぞ」と差し出し飲んでもらうの。 慣れない内は苦いかもしれないけれど甘さと苦さが混ざっていいものなのよね。 なお私のお茶の腕前は自己採点だと99点 (ねぇ、ちょっと、先輩点数高すぎないかしら?) 最後は恒例の足痺れはあったかしら? そうやってまた一つ、私の事を知って貰ったのよ。]* (31) 2021/07/27(Tue) 21:44:15 |