人狼物語 三日月国

238 【身内】幽谷廊へようこそ


【人】 看護婦 清水 花枝

 
「…嫌じゃないよ。」
 
 
私からも手を少しだけ強く握る。
視線は合わせない。頬が染まり、繋いだ手のぬくもりがやたらと熱く感じて。
 
 
「ただ、私はさっきも言ったように
 恋愛経験とかないからね。
 そう言うのは知識としてしかないし、
 出来れば

 …恋人みたいに接してくれたら嬉しいかな。
 お姉さん、じゃなくて、花枝、みたいに。」
 
 
神様相手に恋人になれるとは思わないけど。
羞恥心は人並みにあるし、恋愛はそう言うものじゃないとも思う。けど。
もしそう言うものを求められるのなら。
(33) もくもく 2023/12/25(Mon) 21:25:15