人狼物語 三日月国

145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】


【人】 司書 エルナト

>>31 フィウクス

「あはは、確かに。」

ふわふわとした態度。
芯がないわけではないけれど、誰かと強くぶつかり合うほどの固さもない。
何かをしてあげようなんてこと、考えもしない。
……というと、語弊がある。でも、そうだ。実際、何かをしてあげようとすることはあまりない。
だって、ただの子供だ。特別な力も、知識もなにもない。
何もしてあげられない


「へぇ!ピアノが弾けるんだ、いいね。」
「でも好きじゃないなら、聞かせてはくれないか。残念。」

なんて、君の言葉に、境遇に沈痛な面持ちを浮かべるわけでもなく。
ただ思ったことを率直に告げていく。
楽器、いいなぁ、なんて言いながら、手にかけた本を取る。

「何かに打ち込んでる間は辛くないなら。」
「やっぱり読書は向いてる気がするけれど。」

集中すると時間も忘れるし、周りの音も聞こえなくなるんだよ、と。
ぱらぱら、ほんの中身を流し見て。

(33) 2022/05/03(Tue) 23:20:04