【人】 警備員 ジュード[……そう、たとえ、ガライカのサラマンドラ族には 生来の不安症を持つものが多く、少しの恐怖で 猛毒を漏洩する恐れがあっても。 それに対する大衆の不安を払拭する為に、 ある種の『薬』を飲んで、己の感情を欺いてでも。 「私は恐れない」「私は"やくにたつ"」 「私は親しめる存在だ」と、大衆に訴え、 日々信頼を得るための努力を重ね、 この場を守るという使命を遂行しようとする程に、 男は強く、己の使命がそうであって欲しいと願っていた。 だから、男は自信を持っていた。] (33) 2022/11/05(Sat) 1:29:39 |