[彼女に手を掬われると、
彼女が不思議な事を言う。
>>27不思議な事だと思ったのに、]
咲夜は、女の子だね。
[俺も静かに、優しくそう囁いた。
君のその思考も、俺の手を包むその手も。
掌に触れる鼻も、唇も、
掌にそうする仕草も、柔らかな頬も、長い睫毛も。
彼女に覆い被さった体勢で、
自身の足で彼女の太腿の側面を擦れば、
布越しにも柔らかい肉の感触が伝わる。
このまま彼女の上に倒れ込めば
豊かな胸の膨らみを感じられるだろうし、
甘い香りだってきっと移ってしまうだろう。
そういうところも全部全部、かわいい女の子のものでしかない]